はじめに
「血糖値」という言葉をよく聞くようになりました。
"血糖値を上げるのはよくない"というなんとなくの意識を持っている方は少なくないのではないでしょうか。
では、具体的に血糖値を上げるものにはどのようなものがあるのかを解説します。
血糖値について
【血糖値とは】
まず、血糖値とは何でしょうか。
‥なんだか、難しいですね。笑
食事からとった糖分は、腸から吸収された後に、血液へと入っていってエネルギー源になります。
このときに、血糖値を上げるホルモンがいくつかあります。
アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンなどです。
逆に、血糖値を下げるホルモンは一種類だけで、それがインスリンです。
【高血糖・低血糖】
血糖値が上がりすぎるとどうなるか。
・血液が濃くなる→脱水状態になる
・糖尿病、心筋梗塞、肝硬変のリスク
血糖値が低すぎるとどうなるか。
・集中力がなくなる
・無気力
・イライラ
・頭痛、吐き気、めまい、冷や汗など
・痙攣
・最悪の場合、昏睡状態
さらに、「血糖値スパイク」というものもあります。
「血糖値スパイク」とは、健康診断で血糖値が正常なのに、食後は急激に血糖値が上昇して、その後に下降する状態です。
症状として
・眠気、だるさ
・頭痛
・気絶
などがあります。
血糖値スパイク恐ろしいことは、
・自律神経の不調→イライラ、不安、疲れなど
・脂肪の合成が促進される(太りやすくなる)
・がんや認知症のリスクが高くなる
などが挙げられます。
血糖値スパイクを起こしやすい人は、
・運動不足
・血縁者に糖尿病の人がいる
・満腹になるまで食べる
・食べる速度が速い
・血糖値を急上昇させるものをたくさん食べる
などがあります。
【グリセリックインデックス(GI)】
血糖値の急上昇が恐ろしいということが伝わったかと思います。
そこで、「グリセリックインデックス(GI)」というものが出てきます。
これは、食後血糖値の上がりやすさを示す数値です。
それぞれの食べ物によってGIが決まっています。
GI値が高いと、血糖値が急上昇します。
そうすると、
インスリンの分泌が追いつかない
↓
血糖値が下がらない
↓
・高血糖・糖尿病
・脂肪をつくる
となります。
また、インスリンが不足すると、脂肪の分解を抑制するので、肥満につながります。
逆にGI値が低いと、血糖値の上昇を穏やかにするので、満腹感が持続します。つまり、腹持ちがよくなるのです。
【血糖値が上がりやすい食べ物】
さて、本題の血糖値が上がりやすい食べ物です。
以下の物が代表的です。
・炭水化物(精製されたもの):パン、白米、うどん など
・根菜、イモ類:ジャガイモ、ニンジン など
・お菓子類:チョコレート、ドーナツ など
【血糖値が上がりにくい食べ物】
逆に、血糖値が上がりにくい食べ物の代表は、以下の通りです。
・精製されていない炭水化物:そば、押し麦、春雨、全粒粉パン など
・食物繊維が多いもの:葉物野菜、ブロッコリー、ピーマン、キノコ類 など
・酸味があるもの:チーズ、ヨーグルト など
まとめ
あくまで、ここで挙げたものは、一例です。
インターネットで検索すると、たくさんのGI値表ができてます。
自分が普段口にするもののGI値の参考にしてみてください。
また、血糖値を上げにくい方法は他にもありますので、興味がある方は調べてみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
血糖値を上げにくくすることで、身体を健康に保ちましょう😄